「その駅に着くと、海が話したがっていた。」! 世界で最も美しい駅舎の一つ「日立駅」10周年

日本には約9,000の駅があるといわれています。中には美しさで観光スポットのようになっている駅舎もあります。美しいといっても、東京駅のような建築美のようなものから、自然の中で古い駅舎がただ佇む光景が人気を得ているところもあります。

例えば、青森県西津軽郡のJR五能線の「驫木(とどろき)駅」や、「日本で一番海に近い駅」とされ、新潟県柏崎市にあるJR信越本線の「青海川駅」、数々のドラマや映画のロケ地になった愛媛県伊予市、JR予讃線の「下灘駅」など、いわゆる何の変哲もない、というより、あまりにローカルな駅でありながら、海や夕日などの周囲の風景と融合することで、人々の心を打つような景観となっています。

その対象となるのがJR東京駅。2012年に建築当初の姿に復原されましたが、日本の駅舎の中でもその存在感はさすがに圧倒的。そのほかJR金沢駅や京都駅も近代建築の美しさを誇っています。

そうした中で、世界で最も美しい駅舎の1つとされるJR日立駅(茨城県日立市)の駅舎がオープン10周年を迎え、その記念プロジェクト「その駅に着くと、海が話したがっていた。」が7月22日からスタートしました。

日立駅の特徴はなんといってもガラス張りでできた駅舎。目の前に海の絶景が広がり、目の前は一面ガラス張り。通路などにはいくつものベンチが並び、海と空の癒合、時間や天気が織りなす景色を楽しむことができます。

10周年プロジェクでは、22日から、駅舎を日立の海をイメージしたモダンなデザインにデコレーションし、まさにSNS映えスポットとなります。

さらに、まるで海に浮かんでいるかのような「シーバーズカフェ」では、10周年を記念した新メニューが登場。

また、日立駅直結で地元土産がそろう「ぷらっとひたち」では、市内のおいしいものを多数取りそろえたサマーフェアや、写真展「むかしのひたちえき」などさまざまなイベントが行われます。

今冬には、昨年開催して好評だった駅舎に桜のデコレーションなどをする「冬のさくらまつり」の開催も予定されています。

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