古くても新しい70年代ファッション ディノスが創業50周年記念で

1970年代と言えば、高度経済成長が終わり、ニクソンショック、オイルショック、ベトナム戦争の終結、ロッキード事件など、世間が騒がしい時代でした。高度成長から低成長への転換のような時代の節目だったからこそ、社会が大きく動いたのかもしれません。

そんな70年代は若者が元気な時代でした。男性でも長髪に髭が定番のヒッピーや、60年代後半から引き継いだサイケデリックファッションなど若者が自由を求め、パンクのように社会への反骨精神を音楽やファッションで表現するなど、多くのことがパワフルに変わった時代でもありました。

通信販売の「ディノス」が創業50周年を記念して、「ディノス」で展開する大人の女性たちのファッションブランド「DAMAcollection(ダーマ・コレクション)」の2021 盛夏コレクションで、創業時の70 年代のエッセンスを盛り込んだアイテムを発売しました。

70年代のトレンドをそのまま現代に映し出したような、ポップアートを思わせる柄のブラウスやキッチュな配色のセットアップ、A ラインワンピースのようなシルエットのチュニック、ベルボトムデニムなど多彩なラインナップです。

例えば、グラフィカルドット柄チュニックは、イタリアの「RATTI社」が1971年に発表した柄を再現したプリントで、山吹色×インクブルーのオプティカル・プリント。キーネックやAラインのシルエットが70 年代当時流行っていたレトロなワンピースを思わせるそうです。

また、70年代のファッションで欠かせないのはプリントTシャツとベルボトムのデニムパンツ。ウエストから腿まではフィットし、膝から裾に向かって広がる美脚効果があるもので、当時の女性に大流行しました。

さらに、「イタリア素材のフラワープリントワンピース」や「『クルーニー』1971年企画レースワンピース」など、〝古くて新しい〟70年代ファッションに注目が集まりそうです。

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