免疫力アップ!で、メニューに発酵食品の料理 磐梯山温泉ホテルのブッフェレストラン

近年、発酵食品が注目を集めいています。大豆や米、魚、肉などの原料に含まれるタンパク質やデンプン質などを細菌や麹、酵母菌などの微生物に分解させるなど加工して作った食品で、「近年注目を集めている」とは言っても、納豆や味噌などもともと日本人にはなじみの深いものです。

福島県の磐梯山麓に位置する「星野リゾート 磐梯山温泉ホテル」のブッフェレストラン「kisse・kisse(きっせ・きっせ)」でも17日から、メニューに発酵食品を取り入れた料理を加え、旅の中に〝免疫力アップ〟というスパイスを加えています。

福島県の会津地方は、厳しい気候風土から、古来より味噌や、麹をはじめさまざまな発酵食品の文化が発達した地域です。長期熟成型の赤色辛口味噌「会津味噌」や、酒造りに欠かせない米麹や酒粕など、多数の発酵食品が今も作られています。

メニューに取り入れたのは、麹と甘酒を組み合わせた「豚の酒粕しゃぶしゃぶ」。スープの中に発酵食品である酒粕と甘酒を使用。酒粕の独特の風味と、甘酒の甘さがお互いの味を引き立ててくれるそうです。

また、郷土料理「三五八漬け」と「いか人参」も。「三五八漬け」は野菜を、塩、米麹、米をそれぞれ3:5:8の比率で漬け込んだもの。いか人参は、免疫力アップにつながるβ-カロテンを多く含むニンジンと、抗酸化作用をもつタウリンが含まれるスルメイカを、みりんなどの調味料で漬け込む料理で、古くから会津で親しまれているそうです。

会津の調味料「じゅうねん味噌」を使ったドレッシングも用意、スティック野菜やグリーンサラダなど好みの野菜につけて味わえます。

健康にいいものを食す旅は、これからの旅の形の1つになるかもしれません。

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